自分の場所を持ちたいと思った日に、選んだサーバーの話

窓辺のデスクでノートパソコンとコーヒー AIと私

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こんにちは、soraotoです。

何か書きたい、発信したいと思う気持ちは、ずっと前からあった。
日記でもいい、誰かに読まれなくてもいい、それでも「自分の場所」を持ちたいという気持ちは、なぜか消えなかった。

無料のブログサービスでもよかったはずなのに、なぜか気が進まなかった。
どこかのプラットフォームを間借りしている感覚が、最後まで拭えなかったからだと思う。
自分の名前をつけたドメインで、自分の言葉を置いておきたい。
そう思った瞬間から、次のハードルがすぐにやってきた。

レンタルサーバーを、どこにすればいいのか分からない。

検索すると、比較サイトが山のように出てくる。
どこも「初心者におすすめ」と書いてあるし、どこも「一番選ばれています」と書いてある。
SSL、DNS、独自ドメイン、そういう単語が並ぶたびに、少しずつ気持ちが萎えていく感覚があった。
説明を読めば読むほど、選ぶための材料が増えるはずなのに、なぜか逆に決められなくなっていく。

この迷いが長引く理由は、情報が足りないからではなく、情報が多すぎるからだと、今ならわかる。
どれを選んでも大きな失敗にはならないはずなのに、「失敗したくない」という気持ちだけが先に立ってしまう。
月々の料金の違いを比べているようで、実は違いなんてほんの数百円だったりする。
それでも決められないのは、料金の話ではなく、「よく分からないものにお金を払う」ということ自体への不安だったのだと思う。
技術的な知識がないぶん、余計に慎重になる。
慎重になるほど、決められなくなる。
そうやって、何ヶ月も動けずにいる人は、きっと自分だけではないと思う。

誰かに相談してみても、返ってくる答えはいつもバラバラだった。
ある人は「安さが一番」と言い、別の人は「サポートの手厚さで選ぶべき」と言う。
どちらも間違っていないのだろうけれど、聞けば聞くほど、自分の中の基準がぼやけていく感じがあった。
結局のところ、他人の正解と自分の正解は、同じ形をしていないのだと思う。
最後は、誰かの意見をなぞるのではなく、自分が納得できる理由をひとつ見つけるしかなかった。

私が最終的に選んだのは、エックスサーバーだった。

決め手は、そんなに複雑なものではなかった。
国内シェアNo.1という数字の大きさに、単純に安心したというのが正直なところだ。
迷ったときに「多くの人が選んでいる」という事実は、それだけで気持ちを軽くしてくれる。
独自ドメインが2つ永久無料でついてくること、初期費用がかからないこと、契約期間によっては月々の実質料金がかなり抑えられるキャンペーンがあったことも、後押しになった。
安さだけで選んだつもりはなかったけれど、迷いが長引いていたぶん、背中を押してくれる理由はひとつでも多いほうがよかった。

難しい設定を自分で一から組み立てる自信はなかったけれど、申し込みの導線に沿って進めば、迷う場所がほとんどないように作られていたのは、想像していたよりありがたかった。
プラン選びの画面で少し手が止まったくらいで、あとは順番に進めるだけだった。

実際に契約してからは、思っていたよりもすんなり進んだ。
ドメインを取得して、WordPressを設置して、記事を書き始めるまでの流れは、拍子抜けするくらい単純だった。
「自分のサイトを持つ」というのは、もっと大掛かりな作業を想像していたけれど、実際にはいくつかのボタンを順番に押していくだけのことだった。
最初の記事を公開したときの、あの少し照れくさいような感覚は、今でも覚えている。

ドメイン名をどうするかだけは、思っていたより時間をかけて考えた。
一度取得すると簡単には変えられないと聞いていたので、何日か寝かせてから決めた。
それ以外の作業は、正直なところ、拍子抜けするほど淡々と進んだ。
プラグインを入れて見た目を整え、最初の記事を書いて、公開ボタンを押す。
それだけのことに、思っていたより時間はかからなかった。

それから今日まで、特別な準備をしなくても、気が向いたときに記事を書き、公開できる状態がずっと続いている。
サーバーのことを意識する場面はほとんどなく、むしろ「意識しなくていい」ということ自体が、選んでよかったと思える理由になっている。

ただ、正直に書いておきたいことがひとつある。
運営を始めて数ヶ月経ったころ、SSL証明書の自動更新に失敗したことがあった。
気づいたのは、サイトの表示がいつもと違う、という小さな違和感からだった。
慌ててサーバーパネルを開き、手動で更新をかけ直すと、それだけで元通りになった。
実害と呼べるほどのものではなかったし、対応自体も数分で終わったけれど、あのときの小さな焦りは、今でもよく覚えている。
「自動更新」という言葉を鵜呑みにしすぎず、たまには自分の目で状態を確認する習慣は必要なのだと、そのとき学んだ。
完璧に何もしなくていい、というわけではない。
そのくらいの手間は、自分の場所を持つことの、当然の一部なのだと思う。

それでも今、こうして自分のドメインで文章を書き続けられていることに、後悔はない。
借り物ではない場所に、自分の言葉を積み重ねていく感覚は、思っていた以上に心地よいものだった。
検索してもらうためでも、誰かに評価されるためでもなく、ただ自分の場所があるという安心感のために、これからも続けていくのだと思う。

在宅で好きなことを少しずつ仕事にしていきたいと思うようになってから、この場所の意味は、以前より少し重くなった気がする。
誰かに雇われているわけではないぶん、自分の場所をどう持つかは、思っている以上に大事な選択だったのかもしれない。
サーバーひとつの話のようでいて、実は「自分の力でやっていく」という覚悟の、ごく小さな入り口だったのだと、今になって思う。

もし同じように、自分の場所を持ちたいと思いながら足踏みしている人がいたら、最初の一歩はきっと、想像しているよりずっと軽い。
迷っている時間のほうが、実際に手を動かす時間よりも、ずっと長いのかもしれない。

完璧な条件を探そうとすると、いつまでも決められない。
少しくらい迷いが残っていても、決めてしまってから調整していく方が、結局は早いのだと思う。
場所を先に作ってしまえば、そこに何を積み重ねるかは、あとからゆっくり考えればいい。
今、この文章もその場所のひとつから届けている。

▼今回契約したエックスサーバーはこちら

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