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こんにちは、soraotoです。
7月20日から夏の土用に入りました。
土用の期間中は、土を司る「土公神(どくしん・どこうしん)」という神様が支配するため、土を掘る、穴を掘る、基礎工事、庭木の植え替えなど「土を動かす作業」を忌み嫌う風習があります。
ただ、この神様が天上へ出かけて不在になる日である「間日(まび)」には、これらの作業を行っても差し支えありません。
2026年の夏の土用期間は7月20日(月)〜8月6日(木)。この期間中の間日は、7月21日・7月28日・7月29日・8月2日の4日間です。
季節の変わり目にあたるこの期間は、昔から「土をいじらない方がいい」と言われています。
土の中で何かが静かに入れ替わっていく、そんな時期なのかもしれません。
今日7月21日は、ちょうどその間日にあたります。
普段は、そんな暦のことをあまり気にせず過ごしているのですが、この日だけは少し特別に感じます。
土に触れていい日、とあらためて言われると、なんだか「今日はプランターと向き合っていいよ」と背中を押してもらえた気がするからです。
前回、初めての収穫と2回目の種まきの様子を書きました。
あれからまた少し時間が経ち、プランターの中は、気づかないうちに少しずつ表情を変えていました。
暑さが増した分だけ、水やりの回数も少しずつ増えています。

1回目に種をまいたラディッシュは、気づけばすっかり取りどきを過ぎていました。
葉は黄色く色づき、少し重たそうに垂れています。
土からのぞく皮も、赤みが薄れて茶色っぽくなっていました。
毎日眺めていたつもりでも、変化はいつも、ある日ふと気づく形でやってきます。
葉の陰に隠れて、実はしばらく見えていなかっただけなのかもしれません。
ずっと元気に育っているつもりで見ていたけれど、実はもう、ずいぶん前からこちらに合図を送ってくれていたのかもしれません。
気づかないふりをしていたわけではないけれど、忙しさにまぎれて、ゆっくり見る時間を後回しにしていた気もします。
間日の今日、この子たちを収穫しようと思います。

育ちすぎた株を、土からそっと引き抜きます。
思っていたより大きく育った根が、ひんやりとした土の中から顔を出しました。
「ちょうどいい時に、手放す」
言葉にすると当たり前のことなのに、ラディッシュを抜きながら、今さらのように気づかされました。
育てることばかりに気持ちが向いていると、抜くタイミングは案外見えにくくなります。
もう少し、もう少しと、つい欲張ってしまいそうにもなります。
大きく、長く育ってほしいと思う気持ちと、ちょうどいい時に見極めて手放す気持ち。
その両方を持っておくことも、育てるということの一部なのだと思います。
植物だけでなく、日々のいろんなことにも、同じことが言えるのかもしれません。

1回目を抜いた同じプランターには、すでに2回目の種から小さな芽が顔を出しています。
抜いたばかりの土のすぐ隣で、小さな双葉が、まっすぐ上を向いていました。
同じプランター、同じ土なのに、片方は終わりを迎えて、もう片方はこれから始まろうとしています。
1回目が終わる場所と、2回目が始まる場所は、同じ土の上にあります。
終わりと始まりは、思っていたよりずっと近いところにあるのかもしれません。
離れた場所で入れ替わっていくのではなく、同じ場所で重なりながら続いていく。
ラディッシュを育てるまでは、あまり意識したことのない感覚でした。

収穫のあとの土に、そっと水をあげながら。
この子たちが次にどんな姿を見せてくれるのか、また少しずつ見守っていこうと思います。
間日という、土に触れてもいい一日をきっかけに、そんなことをゆっくり考えた一日でした。
小さなプランターの中にも、季節はちゃんと巡っているのだと感じます。

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